和庭の家 ~リノベーション
リフォーム(リノベーション)により快適な住まいへ
古くなったキッチンや狭い食堂、溢れた所有物を整理したいがどうしたら良いか分からない…など、悩みを抱えていらした建て主様。
築年数も40年を超えており、リフォームの内容や金額を考えると、どのように計画を立てたら良いか想像もつなかく、答えが見つからない状態が続いていたようです。
■問題点・要望等
1)キッチン・ダイニングの狭さを解消したい
2)モノがあふれている→処分等改善
■ 環境・暮らしの特徴
1)庭の借景(庭が美しい)
2)住宅中央の部屋にご両親の遺品があふれている
3)寝室が2階、くつろぎの空間も2階
4)ペットのスペースが必要
5)夫婦そろって料理を行う
■ 工事計画
1)住みながらの工事計画(キッチン等の設備は新規設置後撤去)
2)生活ゾーンと工事ゾーン計画
【改善要点】
1)築40年の一般的な間取りの住宅を、住みながらのリフォーム
2)外部の工事は最小限にとどめ、内部のリフォームで、住まい方を根本から改善
3)改修工事にあわせ、断熱性能・耐震性能の向上を図る
場 所 | 栃木県佐野市栃本町 |
---|---|
用 途 | 専用住宅 |
時 期 | 2015年12月~2016年11月 |
工 法 | 木造在来軸組み工法 |
規 模 | 2階建て |
---|---|
敷地面積 | ㎡ |
面 積 | ㎡ |
工事請負 | ㈲須藤工務店(佐野市白岩町) |
■空間構成~一番心地よい場所
庭の借景を活かした一番良い場所を、家族が集える一番良い空間になるよう、暮らし方をデザインいたしました。
■温熱環境の改善
窓サッシを樹脂サッシ(APW330)に変更し、床下空間の断熱と1階天井裏に断熱を施し床暖房も導入してます。断熱を向上することで、生活の快適性の向上を目指したプロジェクトです。
■暮らしを再構築
今までの生活スタイルをゼロから考えなおし、物に占領されていた部屋を整理することから始め、LDKを住宅の中心に据えて暮らしを再構築しました。
納戸→キッチン・和室二間→リビングダイニング・床間と収納→家具とワークスペースに変更してます。
■廊下を仕切らず緩やかにつなぐ
一室空間を広く広く見せる為に廊下部分は閉じずリビングにつなげ、トイレや脱衣室前の廊下の仕切壁を使い、上部に障子を使った照明をデザインしています。
既存家具の色合いにも合わせ、カラーコーディネートしています。
床間と収納→家具とワークスペースに変更してます
■玄関周りのリフォーム
引き違い玄関扉の劣化対応と、玄関まわりの空間を改善するために、靴箱のデザインとLDKをつなぐ障子をデザインしております。
玄関内の収納力を増し、飾りつけなどのコンサル的アドバイスを行うことで、玄関が美しく整いました。
玄関扉は断熱性能の高い扉に変更しております。
関連動画
-
リフォームの内観模型 -和庭の家-